ハサミの安全な使用: 分類と使用上の注意事項」

シャーリングマシンの分類

1. ハサミの形状による分類シャーリングマシンハサミの形状により直刃シャーリング機とディスクブレードシャーリング機に分けられます。直刃シャーリングはその構造によりガントリーシャーリングとスロートシャーリングに分けられます。ディスクブレードシャーリングマシンは、その構造に応じてディスクシャーリングマシン、ローリングシャーリングマシン、マルチディスクシャーリングマシン、ロータリートリミングシャーリングマシンに分類されます。

2. ツールホルダーの移動軌跡による分類 シャーリングマシンはツールホルダーの移動軌跡により以下のタイプに分類されます。

(1) ツールホルダーが垂直線に沿って移動します。前傾角がないため、上刃の断面はひし形に加工する必要があり、刃は2枚しかありません（4枚刃の長方形刃も使用できますが、せん断品質は劣ります）。このツールホルダーのせん断破壊はプレート表面に対して直角ではありません。

(2) ツールホルダは前傾線（鉛直線との角度は1°30′～2°）に沿って移動します。上刃の断面は4辺の長方形に加工できます。せん断破壊は基本的に板面に対して直角になります。 

(3) ブレードホルダーが円弧線に沿ってスイングします。シャーブレードの断面を菱形に加工する必要があるため、ブレードは2枚だけです。上刃はせん断加工中にわずかに前傾するため、前傾線に沿ってブレードホルダーが移動する場合と同様のせん断品質が得られます。 

(4) ブレードホルダーは円弧線に沿って揺動し、前傾角度は 300°に達しますので、溶接開先を切り出すことができます。 

3. 伝送方式による分類シャーリングマシン伝達方法に応じて、機械伝達シャーリングマシンと油圧伝達シャーリングマシンに分けられます。 

シャーリングマシンの具体的な使用法を簡単に紹介します。 

1. シャーリングマシントレーニングを受けた専門スタッフが操作する必要があります。

2. せん断機は、焼き入れ鋼および硬鋼、高速度鋼、合金鋼、鋳物および非金属材料をせん断してはならない。 

3. 刃先は鋭利に保つ必要があります。刃先が鈍くなったり損傷している場合は、適時に研ぐか交換する必要があります。

4. 異なる金属材料を重ね合わせたり、せん断したりしないでください。 

5. シャーリング中はプレッシャープレートの下に手を入れないでください。短い材料をカットする場合は、別途鉄板を使って材料を押さえてください。切断するときは、指を刃から少なくとも 200 mm 離してください。

6. プライバーの位置を合わせたら、切断する前に直ちにプライバーを引き抜きます。鉄板が動いた場合は、押えを下げた後にバーが飛び出してケガをしないように、枕木などで固定してください。

7. カットした材料を平らに積み重ねた後、安定して配置されていることを確認します。現場を清潔に保つために、スクラップや廃棄物はすぐに片づけてください。

シャーリングマシンの注意事項